三河考古通信第１６８号

●浜北市中通遺跡現地説明会

静岡県浜北市中通遺跡では縄文時代草創期末葉〜早期初頭（約１００００年前） と思われる大規模な煙道付炉穴と集石炉群が発見されました。これまでに煙道付 炉穴は１００基以上、集石炉は３０基以上確認されており、中日本最大の規模で す。また、時期としては本州最古級です。このたび、現地説明会をおこなうこと になりましたので、この機会にぜひ、お越しください。

静岡県浜北市中通遺跡説明会 ６月１１日（土）
午前１０時〜１２時、午後１時〜午後３時（昼休み中は入れません）
少雨決行・雨天の場合は翌日１２日に延期
場所　中通遺跡現地、及びプレハブ
静岡県浜北市根堅（国道３６２号線沿い、龍泉寺西側）浜松西インターから車約 ３０分ほど（天竜浜名湖鉄道岩水寺徒歩１０分）
連絡先　０９０−６５７７−２８３５（担当　筒井）

●浜松市将監名遺跡調査状況
現在浜松市で、将監名遺跡という弥生中期から後期の集落を調査しています。中期後半が中心のようですが、瓜郷式もだいぶ出土しています。東遠江の嶺田式あるいは白岩式と共伴する非常に面白い遺跡です。中期の竪穴住居も数軒確認しています。ご都合がよろしければ、ご見学ください。11月頃まで調査の予定です。 　また、もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、是非ご覧いただきたいと思います。よろしくお願いします。